鋼板加工ニュース

2022.02.06

2022.03.01

人財

組織は少数精鋭!【坂元鋼材の人材育成 vol.1】


坂元鋼材は全員で15人の組織です。少人数で仕事がまわる組織を追求してきた結果、凝縮した仕事師集団になりました。ここに至る軌跡を振り返ってみます。皆様のお役に立つヒントになりますと幸いです。

個人の成長

少人数で会社を回すには一人ひとりの成長が不可欠です。一人何役もこなせる少数精鋭の集団にすること。

成長の「お手本」が工場長を務める社員・前和彦です。レーザー・プラズマ・ガスという主要マシンをすべて動かし、さらにCAD/CAMはおろか値段計算もします。まさにオールラウンダー。

アメリカで活躍する二刀流の大谷翔平選手もかくや、と思わせる存在です。打って良し、投げて良し。そんな選手ばかりのチームだったら、強い会社になるに決まっています。彼を原版とし、ほかの社員が日々成長を目指しています。工場では若手社員たちがすべてのマシンを扱えることを目指しています。


当社では、半年や1-2年といったスパンで定期的にポジションを変えます。事務所も同様。かつてCAD/CAMの中心だったキーマンが営業事務に回りました。さらに経理も勉強中です。ゆくゆくは事務所の大黒柱になることでしょう。
工場でも事務所でも「ひとり何役」をめざして学び合うのが職場の日常です。この結果、誰もがいつでも休める「しなやかな組織」になりました。


かつては「この人はこの仕事だけ」「この仕事はこの人だけ」と限定された時代がありました。スペシャリスト(専門家)といえば確かにそうです。しかし組織としての強さや柔軟性はなかった。それがいまや得意分野を2つも3つも持つ社員の集合体になりました。

仲間への貢献

人に教えることは簡単でしょうか?
いいえ、です。

せっかく自分が身に着けた知識や技術です。惜しみなく「与える心」を持てるかどうか、貢献の気持ちがあるかどうか。そこが最大のポイントです。

もし人間関係に問題があれば教え合いは機能しません。「水槽理論」というものがあります。水槽の水が濁っていれば魚は病気になります。魚を取り出して病気を治療しても、濁った水に戻せばまた病気になる。魚とは社員で、水が人間関係です。だから職場の水質を良くすることに努めました。

このような教え合いを始めてから8年ほどになります。
結果、教えることにたけた社員が増えました。人にものを教えると自分が鍛えられます。150%分かっていなければ100%は伝えれないもの。教えることで学んだ知識が整理され、教えた者もより理解が進みました。

この数年の光景を見ていて、次のような方程式が思い浮かびました。
いかがでしょうか?

個人の能力(成長) × チームワーク(貢献) × 外部環境 = 組織の成果(業績)

コロナ禍、リーマンショック、天変地異のような外部環境は私たちのコントロール外にある。しかし成長と貢献はコントロールできる。そこを上げていくことで、外部環境の影響を最小化できる。この方程式の積で会社の業績を上げていくことが大事です。

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