鋼板加工ニュース
2023.04.12
2023.04.17
アイトレーサーによる切断加工|坂元鋼材(大阪)
当社では、アイトレーサー切断機を保有しており、主に30~150mmまでの厚板に対して、角切りや丸切り、型切り、2度切りなどの加工を行っています。
当社のアイトレーサー切断機を動画で紹介しておりますので、ぜひご覧ください!
アイトレーサー切断機は、レーザーやプラズマ加工機と比較して、職人の腕により品質に大きな差が出ます。具体的に、厚板は高温で時間をかけて切断するため、歪み、変形が発生しやすい。また、極厚鋼板の加工になるほど、「倒れ」(切断面の勾配)に注意が必要です。
アイトレーサーによる切断加工のポイント
このようなガス溶断特有の課題をクリアできるよう、当社では、
・ガスの火力とスピードの最適なバランスの見極め
・製品に応じた切断手順の考慮
・切断中に製品が動かない工夫
・形状に応じた製品の最適な配置(事務所との連携)
などを行っています。
熟練から若手へ
このように高い技術が求められるアイトレーサー切断機(ガス溶断)では、この道30年以上のベテラン社員(吉山雅之)が部門長を務めます。
同時に、その技術を若手社員に継承することに意を注いでいます。現在、吉山の薫陶を受けた中堅・若手社員が続々と育っています。高品質のガス溶断品を加工できる、サステナブルな工場を追求し続けます。
加工事例紹介
ガス溶断140ミリ極厚+25Φのガス小穴
こちらは、産業用機械部品です。通常、ガス溶断で開けることができる最少の穴径は板厚相当の直径です。例えば、140mm厚であれば直径140φが限界です。
しかし、当社ではそれ以下の極小穴であっても、ご要望に応じてガス溶断で対応可能です。こちらの事例では、140mm厚に直径25φの穴をガス溶断で空けました。そのため、機械加工で後加工する必要がなく、コストダウン・納期短縮に繋がりました。
アイトレーサーによる切断加工なら、当社にお任せください!
今回は、アイトレーサーによる切断加工についてご紹介しました。
レーザー・プラズマ・ガス溶断加工センターを運営する坂元鋼材株式会社では、機械の使用者により品質に差が出やすいアイトレーサー切断においても、当社の熟練工の技や知恵を用いて、高品質な製品の提供を行っています。また、熟練工から若手社員へと技術の継承も行うことで、よりサステイナブルな会社・働き方を実現しています。
当社が加工する鋼鈑はそれ自体が最終製品ではなく、お客様のもとで加工されて機械部品・建築部材等に姿を変えます。当社が長年培った技術と実績をもとに、鋼板加工のプロフェッショナルとして「次に使う人が使いやすい」鋼板をお届けしてまいります。
鋼板加工にお困りの方は、坂元鋼材が運営するレーザー・プラズマ・ガス溶断加工センターまでお気軽にお問い合わせください!