鋼板加工ニュース

2023.09.20

2023.09.26

品質
歴史

仕事の本質=坂元鋼材の本領は、どこか?=


「あなたの仕事の本質は、何ですか?」

ある経営者セミナーで、そんな問い掛けをされました。

私たちが「本当に」売っているものは?

自動車販売会社が売っているのは、自動車ですか?
保険会社が売っているのは、保険ですか?

そう問いかけられ、さっぱり意味が分かりませんでした。

自動車会社が売っているのは間違いなくクルマです。
しかしそこには多くのストーリーがあります。

快適な移動手段という意味では、お客様の優れた足であること。
頑強な衝突安全性という意味では、安心ということ。
ファミリーカーの場合は、家族との豊かな時間を創出すること。

クルマは手段。
お客様はそれぞれの「目的」を遂げるために手段を買ってくださる。

では坂元鋼材のお客様は「鋼材」に何を求めておられるのでしょうか。
どんな目的を持って、手段である鋼材を求められるのでしょうか。

その本領は、どこで発揮するか?

そして同じ自動車会社でも「本領」は様々。
本領発揮の本領です。

スポーツカーで有名なメーカーがあれば
高級車で名を馳せるクルマもあります。
軽自動車の分野でこそ力を発揮する会社も。

それぞれに存在意義を主張しています。

イチロー選手の本領は、小技を利かせたヒット。
松井選手はホームラン。
大谷選手は二刀流です。

坂元鋼材の強みと本領とは?

世の中には多くの鋼材会社がひしめいています。

そんな中でお客様にお応えできる当社の強みと本領。
それは「他所で出来なかった仕事」と考えています。

ひとつが短納期。

「他所で断られた納期なんです、何とかなりませんか?」
一刻を争う短納期。

そういうときほど、当社の社員は燃えます。
なんとか工場をやりくりし、その納期の実現に最大限の知恵を絞ります。
どんなに優れた商品でも、納期が間に合わなければお客様の役には立ちません。

もうひとつが、手間のかかる仕事。

「他所で断られました。何とかなりませんか?」

技術的にそれほど難易度が高くなくとも、とにかく手間のかかる仕事があります。
多くの場合、敬遠されるのでしょう。

レーザー加工なら「文字抜き」が代表例です。
お客様によって一品一葉のことが多いものです。
しかもリピートされることが少ない。
CAD作成から仕上げまで、手間の塊です。

あるいは「すでに加工された製品への追加加工」です。
これも骨が折れる仕事です。

一度加工された製品に目検討で加工します。
完璧な精度を保証はできません。
失敗したときのリスクもあります。

そんな手間やリスクの集積する仕事が、しばしば持ち込まれます。

そこでも私たちはエンジンがかかります。
「よっしゃ、何とかやってみよう」

仕事の報酬

一刻を争う超短納期、他所が断る面倒な仕事。
それを克服した先にいただけるのが「ありがとう」の一言です。

大阪に同業者は数限りなくあります。
当社の出来る加工は、他社でも出来るものです。

それでも当社を選んでくださったお客様に最善を尽くす。
その結果いただける感謝のお言葉。
そうして初めて当社は存在を許されます。

当社にとっての仕事の本質とは
「お客様のお困りを解決すること」と言えるかもしれません。

坂元鋼材さんは、「これは無理やろ」という仕事でも
みんなが寄ってたかって「何とかできひんか」と知恵を絞ってくれる。
それがうれしい。

数年前に廃業されたお客様が、かつて当社をほめて言ってくださった言葉です。
今となっては珠玉の言葉です。

私たちは仕事の本質を追求し、これからも本領を発揮してまいります。

大阪から全国へ
加工・配送対応!

レーザー・プラズマ・ガス溶断の短期品・
一貫加工品はお気軽にお問い合わせください。