鋼板加工ニュース
2022.01.07
2022.01.19
「曲げ加工」も、ぜひお任せください!~坂元鋼材の協力会社ネットワーク~
加工されてナンボ
坂元鋼材の仕事はものづくりの「中間地点」です。
製鉄所で作られた大きな鋼板を在庫し、
お客様の求めに応じて様々な板厚の鋼板を自由な形状に切断します。
しかし、そのままで世の中に出回ることはありません。
ほとんどの場合が次工程の加工に回されます。
代表的なのが「曲げ加工」と「穴開け加工」です。
プロフェッショナルな協力会社ネットワーク
そんな次工程を担う会社が大阪には数多(あまた)存在します。
その中でも、とくに「曲げ加工」を手掛ける数社様とは、
長年にわたって深いお付き合いをさせていただいています。
鉄とは「固いもの」と思われるでしょうか?
いえ、こうしたプロの加工業者の手に掛かると、
まるで軟体動物のように様々な姿に形を変えます。
しかも高い精度をともなって。
ロール巻(巻パイプ)、折り曲げ、テーパー曲げ、円錐(陣笠)、エビ管-―。
そうして機械部品となったり、建築構造物となったりして世の中に出てゆきます。
世代を超えたパートナーシップ
坂元鋼材は業歴70年。
こうした加工業者様とのお付き合いもそれだけの年数を経てきました。
先代・先々代からのお付き合いのお会社様もたくさんあります。
このほど、東大阪市で曲げ加工を専門にする会社を訪問しました。
私どもは40年以上のお付き合いをさせていただいています。
「坂元さんの板は高品質なので、まったくノーマークです」
そんな、ありがたいお声をくださいます。
曲げ加工をする側にとっては寸法精度が正しいことは当然で、加えて「材質」が要注意。もし質の劣る鋼材が支給されてくると、曲げるのに一苦労も二苦労もするとのこと。
固すぎるものが混入している場合があるのです。
「固さ」の不一定です。
プロの方々から「安心」と言っていただけること、私たちこそが感謝の気持ちです。
同社と弊社とは、ともに先代の時からのお付き合い。
「材料が安心で、寸法精度に間違いがなく、納期もキッチリしている」
「坂元さんとは長いこと連れ添うた嫁さんのよう」
22年前に逝去した弊社の先代社長もニヤッとしていることでしょう。
日本のものづくり復活に賭けて
坂元鋼材と大阪各地の協力会社様のネットワークは日本の高度経済成長をともに支えてきました。過去の30年間は日本経済にとって大きな試練でした。
多くの会社が廃業・統廃合し、あるいは海外に拠点を移したりしました。
当社のある九条地区、そして町工場のメッカである東大阪も街の風景は変わりつつあります。
そんななか、先代・先々代から脈々と続く「材料+加工」の強いネットワーク。
それをこれからも維持し続けます。
そして製造業の「国内回帰」をバックアップすることも私たちの使命です。
材料だけでなく「曲げ加工」についても、ぜひ私たちのネットワークをお役立てください。