鋼板加工ニュース

2021.08.10

2021.08.12

品質

美しく、質の確かな素材


鋼板を切断して60年以上、当社ではさまざまな鉄板を使いました。

国内主要メーカー(高炉・電炉)は、ほぼ経験済み。
諸外国の材料を切断した時代もありました。

現在は、国内の特定2-3社の材料をメイン素材として使用しています。

この15年ほどは国産のみ、そして10年ほどは中部鋼鈑(名古屋)の材料がメインとなっています。
当社の最も切断量の多いレンジ(9ミリ厚から120ミリ厚)は、ほぼ同社の材料です。

なぜか?

過去、さまざまなメーカーの材料を同時に扱っていた時代、いろんな表面の板が混在しました。
同じ規格(SS400)であっても、板の状態は各社まちまち。

結局は「お客様が最も喜ばれた材料」のみを仕入れることになった次第です。

赤っぽく錆が浮きかけの板があれば、真っ青に近いくらいに美しい板もあります。
薄皮がめくれかけているものもあれば、ツルツルの板もあります。

板の肌目はお客様がとても気にされるところ。

反り・歪みや化学成分など、性能そのものもメーカーごとに違うもの。
それは削ったり、穴を明けたり、後加工するお客様の使い勝手にダイレクトに影響します。

加えて「確実な納期」というものが、いまほど大事な時期はありません。
折しも鋼材相場の急騰により、材料確保が困難な時代を迎えているからです。

2008年のリーマンショック前夜を彷彿とさせる鉄鋼相場の急上昇には、驚きを隠せません。
昨年末から始まった価格高騰は、歴史的な高水準をうかがう勢いです。

しかし、どんな事態になろうとも安心の供給体制を維持するべく、最善を尽くします。

これからもお客様に信頼され、喜ばれる素材を確実にご用意してまいります。

■ レーザー切断 : 0.5ミリ厚から12ミリ厚まで(max25ミリ厚まで対応)
■ プラズマ切断 : 14ミリ厚から28ミリ厚まで(max36ミリ厚まで対応)
■ ガス溶断 : 25ミリ厚から150ミリ厚まで
■ 常時在庫 : 1524×3048 (3.2t)
(SS400国内材)  2100×6096 (4.5t~80t)

          2000×3048 (85t~150t)

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