鋼板加工ニュース

2025.09.03

2025.09.03

曲げ加工
穴あけ加工

鋼板の二次加工!曲げ、穴あけ、開先加工の当社の特徴をご紹介


鋼板の二次加工

鋼板の二次加工は、切断後の鋼板を製品用途に合わせて再加工する工程です。具体的には、曲げ加工、穴あけ加工、開先加工などが該当いたします。一次加工(鋼板の切断)の後に行われるため、二次加工と呼ばれており、製缶構造物やフレーム部品、機械部品の製作など特定の形状に加工を行います。

二次加工の種類

鋼板の二次加工は主に下記の種類に分類されます。

曲げ加工

曲げ加工は鋼板を曲げることで様々な形状に変える加工方法で、部分的に力を加えることで金属を変形させることで製品を曲げます。特に形状が複雑な製品では、複数回にわたる曲げや多様な曲げ形状の組み合わせが求められるため、熟練の技術と豊富な経験が必要になります。また、曲げ加工は主に以下の種類に分類されます。

プレス曲げ加工

プレス曲げ加工とは、ワークに対して金型を用いて圧力を加え、金型の形状に沿って曲げる加工方法です。一度の加工で多くの製品を加工できる生産性の高さが特徴として挙げられます。

また、プレス曲げ加工の種類として、

・V曲げ加工:鋼板をV型に成形する加工

・R曲げ加工:鋼板に曲線形状に曲げる加工

・L曲げ加工:鋼板を直角に曲げる加工

・U曲げ加工:鋼板をU字型に成形する加工

・Z曲げ加工:鋼板を二か所に曲げてZ字型に成形する加工

・ハット曲げ加工:鋼板を複数回曲げて帽子型の断面形状に成形する加工

・スクリュー曲げ加工:鋼板を螺旋状や羽根形状に成形する加工

などが挙げられ、プレス曲げ加工を行うことで鋼板を多様な形状に加工することができます。

ロール曲げ加工

ロール曲げ加工とは、板材を複数の円筒状のローラーの間に通すことで、連続的に力を加えて曲面形状に成形する円筒曲げの加工方法です。R形状やU形状など曲面形状の加工が可能です。

>>曲げ加工について詳しくはこちら

穴あけ加工

穴あけ加工は名前の通り、鋼板にボルト固定や配線用の貫通穴などの穴を開ける加工方法です。下記に具体的な穴あけ加工の種類と特徴についてご紹介します。

ドリル加工

ドリル加工は、鋼板に穴をあける最も基本的な加工方法で、ドリル工具を用いて素材を削り取ることで穴を開けます。穴の位置や径の自由度が高く、ボルト穴や配管穴など多くの用途に用いられる汎用性の高い加工方法です。

タップ加工

タップ加工は、タップと呼ばれるねじ切り工具を用いて、ドリルなどで開けられた下穴に雌ネジを形成する加工方法です。ねじ込み部品の組付けに必要な加工方法で、下穴径の管理などが重要です。

リーマ加工

リーマ加工は、リーマと呼ばれる棒状の切削工具を使用して、ドリルなどで開けた下穴を仕上げる加工方法です。ドリル加工のみでは狙った穴径や寸法精度を確保できない場合があるため、リーマ加工を行うことで、穴径の拡張や寸法精度を向上することが可能です。

>>穴あけ加工について詳しくはこちら

開先加工

開先加工とは、鋼板の端部を溶接に適した形状に削る加工です。主に「V形」「Y形」「K形」などの形状があり、溶接ビードの入り込みを確保するために行われます。開先加工は溶接部の強度・品質を左右するため、特に精度が求められる加工で、母材の厚みや溶接方法によって、開先角度や長さを変える必要があります。

当社の鋼板の二次加工における強み

当社では鋼板の切断から曲げ加工や穴あけ加工、開先加工といった各種二次加工までを一貫して対応できる鋼板加工業者に依頼できる点です。一貫対応が可能な業者に依頼することで、複数の加工業者を探す手間が省けるだけでなく、お客様の工数削減や横持運賃等の削減によるコストダウンが可能です。

鋼板の二次加工事例

レーザー 9t+折り曲げ加工

本事例は、レーザー加工の後に曲げ加工を実施した加工事例です。全長約3mの大物製品で、他社では対応が難しいサイズでしたが、当社の協力工場では大型プレス機を保有しており、問題なく対応することができました。

>>加工事例の詳細はこちらから

レーザー加工(SUS304) + タップ穴

こちらは、協力企業にてレーザー加工とタップ穴加工を行った事例です。当社では主にSS材の加工を手がけておりますが、本事例のようにステンレス材の切断にも対応可能です。

>>加工事例の詳細はこちらから

ガス溶断 開先加工

こちらは、C30材に対してガス溶断による開先加工を施した事例です。機械加工で開先を行う場合は時間とコストがかかるため、ガス溶断で加工することで、加工時間の短縮とコストの削減を実現しました。

>>加工事例の詳細はこちらから

鋼板の加工ならレーザー・プラズマ・ガス溶断 加工センターにお任せください

今回は鋼板の二次加工についてご紹介いたしました。

レーザー・プラズマ・ガス溶断 加工センターを運営する坂元鋼板株式会社では、レーザー加工、プラズマ溶断、ガス溶断による短納期加工に対応しており、切断後・溶断後の二次加工まで一貫して対応しております。

お困りの方は是非当社にお問い合わせください。

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