鋼板加工ニュース

2024.10.17

2024.10.18

事業展開

新工場計画が始動


長年に渡って温めてきた新工場計画がいよいよ始動します。

来月(11月)から工事に入り、来年の秋には新工場2棟が完成。
そこに最新鋭のハイパワー・レーザー加工機を導入します。

ご縁があった2つの土地

当社にとって16年ぶりの新工場計画となります。

前回は2008年8月、譲り受けた隣地に新工場を作りました。
そして初号機となるトルンプ社製レーザー加工機(4キロ)を導入。

まさに翌月がリーマンショックというタイミングでした。

しかし、そのレーザーがフル回転し、
リーマンショック明けの景気回復期に大活躍。

業容が拡大するにしたがって、工場は手狭になります。
もう一台のレーザーが欲しい。

しかし大都会のど真ん中である九条地区で、
土地の出物はなかなかない。

大阪を離れたところでも土地を探し始めた矢先でした。
昨年2月、当社の真裏の土地が競売に出されます。

運よく第1位で落札できました。

さらに昨年12月、こんどは当社の真横の土地を縁あってお譲りいただきました。
同じ年に2つの隣接地とのご縁に恵まれたことは、感謝以外の何物でもありません。

機械のご縁

この2つの土地を得たことで、新レーザー計画が前進します。

16年ぶりになる新レーザーは、機種の選定に3年以上を費やしました。
日本メーカー数社、そしてなじみのあるドイツ・トルンプ社が候補です。

そこに、近年大きく躍進した中国製も視界に入ってきました。
なにより驚いたのが日欧メーカーを凌駕する高出力でした。

40ミリ、50ミリ、60ミリなどの極厚鋼板を鮮やかに切断する能力。
展示会でみて目からウロコでした。

過去にこのブログで「中国製造業の躍進」を書いたように、
実際に2度に渡って訪中し、中国メーカー2社の実機を研究しました。

実力は本物でした。

しかし加工機は長期に渡って使い続ける大型投資です。
長期耐久性、サービス網の安定性・信頼感などを
総合的に検討しました。

結果、やはり今回もドイツ・トルンプ社を採用することになりました。
高出力24キロの最新鋭機で、板厚40ミリまでの切断が可能となります。

利便性・切断品質の追求

この最新鋭ハイパワー・レーザーにより切断品質はさらに向上します。
板厚30ミリ以上のレンジでもレーザー加工が自在となります。

従来はプラズマ切断で対応していた領域において、更なる高精度が実現します。

当社のレーザーは「2100×6096」サイズの大板に対応します。
来年導入する機種も、このサイズです。

板厚40ミリまで、2100×6096のサイズまで、
レーザーで迅速対応が可能となります。

これまで以上に高精度・スピーディに、お客様のご要望を実現してまいります。
2025年の新工場計画に、ぜひご期待ください。

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