鋼板加工ニュース
2025.01.22
2025.01.22
2025年秋、新工場が完成へ
2025年が明けました。
今年は当社にとって念願の新工場が完成します。
地元・九条での拡張
新工場は長年の課題でした。
新しいレーザー加工機を置きたいと思っても、スペースがない。
弊社の位置する九条地区はかつては工場地帯でしたが、
いまやマンションが林立するエリアに変貌しつつあります。
工場用地の出物が、極めて少ない。
そんななか、2023年3月に弊社の隣地(真裏)の物件が競売で出ました。
運よく落札し、ようやく新工場計画にめどがつきました。
幸運が重なる
同じ2023年12月、さらに隣地(真横)の購入話が来ました。
ここも取得し、工場2棟の建設を計画します。
工務店様と設計の打ち合わせを重ねていました。
その図面も煮詰まった昨年(2024年)秋、また新しい話が舞い込みました。
前年に購入した真横の土地の、隣地です。
「いまなら図面の変更が間に合います」
工務店様にゴーサインをいただき、購入することになりました。
2年間の間に隣接地3カ所というご縁を頂けたことに、感謝の念でいっぱいです。
私はこの九条の地で生まれ育ちました。
3カ所ともご近所さんです。
お譲りいただいた土地は大切に使わせていただきます。
九条の鋼材業の発展に、もっともっと貢献できるよう会社を磨きます。
ハイパワー・レーザーを導入
新工場に導入するのは、ハイパワー・レーザーです。
新機種の選定には3年以上を費やしました。
日本メーカー数社、そしてなじみのあるドイツ・トルンプ社が候補です。
そこに、近年大きく躍進した中国製も視界に入ってきました。
なにより驚いたのが日欧メーカーを凌駕する高出力でした。
40ミリ、50ミリ、60ミリなどの極厚鋼板を鮮やかに切断する能力。
展示会でみて目からウロコでした。
実際に2度訪中し、中国メーカー2社の実機を研究しました。
実力は本物でした。
しかし加工機は長期に渡って使い続ける大型投資です。
長期耐久性、サービス網の安定性・信頼感などを
総合的に勘案しました。
結果、やはり今回もドイツ・トルンプ社を採用します。
高出力24キロの最新鋭機で、板厚40ミリまでの切断が可能となります。
利便性・切断品質の追求
この最新鋭ハイパワー・レーザーにより切断品質はさらに向上します。
板厚30ミリ以上のレンジでもレーザー加工が自在となります。
従来はプラズマ切断で対応していた領域が、
レーザーにより更に高精度となります。
当社のレーザー・プラズマは「2100×6096」サイズの大板に対応。
導入する新機種もこのサイズです。
板厚40ミリまで、2100×6096のサイズまで、
レーザーで迅速対応が可能となります。
これまで以上に高精度に、スピーディに。
お客様のご要望を実現してまいります。
新工場は今年10月の竣工予定、11月中にも新レーザーが始動します。
ご期待ください。
[セミナー案内]
3月に、これまでの経営体験を報告する機会をいただきました。
ご都合よろしければ、お越しいただけますと幸いです。
ともに考えを深める時間を作ってまいります。

【下町工場を救った理念経営の力】
=瀕死の大赤字から15年連続黒字への軌跡=
講師:坂元正三(坂元鋼材株式会社 代表取締役)
中川翔太(アチーブメント株式会社 大阪支社長代理)
日時:2025年3月3日 18:30-20:30
場所:アチーブメント株式会社(大阪支社)3階Aルーム
大阪市中央区瓦町2-3-10
■ 申し込み(どなたでもご参加いただけます)
申し込みはこちらから